廃屋の黒く焼け焦げた跡を見ながら、退魔師の女性は舌打ちする。 「あんなに言うたのに入ってしもうたんか。 ・・・呼んだもんがおるな」 ☆ Missing Parts & 流行り神 コラボレーションストーリー ☆ 鳴海探偵事務所×警視庁 怪奇事件ファイル 人形の家 〜予告編〜※このページの内容は、今後の展開イメージです。本編公開時に必ずしも同じ文章・同じシーンになるとは限りませんので、何卒ご了承ください。 皐月を探すため、怪談に語られる屋敷に向かった恭介たち。 そこに待つ―――― <新しい出会い> 『はじめまして、警視庁の風海です』 『同じく、小暮でありますっ!』 <謎> 『なぁ、恭ちゃん・・・』 哲平の問いかけるような表情に、恭介も頷いた。 『こんなにきれいなのは、変だよな』 風海は指摘にも動じた様子なく、話を続けた。 『――確かに病歴はありました。ですからあり得ないことではない、と思います。しかし』 <悲劇> その呟きは、泣き出しそうな空模様の下で、くぐもって聞こえた。 『あの娘が、生きて元気でかえってきてほしいと・・・ 心の底から願っとる』 “彼女”は毅然として言った。 『私が行くわ』 『駄目だ、そんなこと!!』 <不可解な現象> 『だって今、そこに入ってっただろ』 『――見てないぜ、そんなもん。なぁ?』 彼等を真正面から見据えて、哲平は低い声で繰り返した。 『恭介は何処に行ったて聞いとるんや』 <危険> 『いかん、そっちへ行くな!!』 引き戻されて反駁しようとした睦美は、小暮の真剣な顔に気圧されて言葉を呑んだ。 風海が表情をあらためた。 『小暮さん、“嫌な予感”がするんですか?』 『来るぞっ!!』 『で、でも―― あんなもんどうすりゃいいんだよっ!?』 そして。 『お願い、手を貸して』 『君が・・・ 呼んだの?』 〜 Missing Parts & 流行り神 コラボレーションストーリー 「人形の家」 〜 次章以降、しばらくお待ちください・・・(ぺこ) |
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